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尿でチェック！家族の健康
人間の体内では生命に必要な物質を吸収し、不要な物質を体外へ排出している。食べ物のカスは便になり、血液中に含まれる老廃物は腎臓で濾過され、尿になる。作られた尿は膀胱に溜められ、一定量になると、体外へ排出される。
もし、尿の中にいつもとは違う物質が含まれていると、体に何らかの異常があり、健康状態を知ることができる。
そこで、チェックしてみよう！
色：正常な尿は薄い黄色で透明。
量：1回の排出で約300ml 1日にすると約1,500ml 水分の摂取量や食べ物、薬剤によって変化するが、尿の量が多いとき色は薄く、少ないときは濃くなるのが普通。
こんなときは要チェック
*赤い色をしている*
「血尿」の可能性が高く、肉眼で血尿だと分かった場合は重要な病気であることも多い。血尿だけは、1回でも確認したら医師にすぐ診てもらおう。
*白く濁る*
尿酸塩のような塩類が溶けている「塩類尿」や、膀胱炎などの「膿尿」、または尿に細菌がいる場合がある。
*泡立つ*
なかなか消えにくい泡は注意。糖尿病の人に多く見られる。白い場合は高タンパク尿で腎臓の病気が、黄色い場合は「黄疸」の前兆で肝臓の病気が疑われる。
*量が多い*
1回で300ml以上、1日に3,000ml以上を「多尿」と言い、腎臓の機能障害、糖尿病が考えられる。1日に5,000ml以上であれば、ホルモンの異常による尿崩症の場合が多い。
*量が少ない*
1日に400ml以下の場合を「乏尿」、100ml以下の場合を「無尿」と言い、早急に医者へ行くこと。腎臓の機能障害や尿管結石が疑われる。
*回数*
1日の量は正常であるのに、回数が多い場合を「頻尿」と言い、尿路の異常が見つかる可能性がある。加齢の人は膀胱が小さくなったということも。反対に、回数が減った「希尿」には神経系の病気が疑われる。
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